question
小児科の診療について
よくあるご質問
- 発熱は何度以上ですか?
- 一般的には、37.5度~38度以上を発熱と考えます。
「いつ何度くらいあったか」は大事な情報です。同時に、お子さんがどれくらいきつそうか、他の症状があるかなどもとても大事ですので教えていただけたらと思います。
体温は一日中同じ温度ではなく、朝は低め、夕方は高めです。
運動や食事をしたあとは、体温が高くなります。
赤ちゃんは厚着や暖房などの影響で、高く測れてしまうことがあります。元気なのにおかしいなと思ったら、少し薄着にして、しばらくしてからもう一度測ってみましょう。 - アレルギー検査をしてもらえますか?
- 当院で実施可能です。
ただし、血液検査や皮膚テストで反応がみられても、必ずしも食物アレルギーとはいえません。実際にたべるのをやめると症状がよくなるかや、原因と思われる食物だけたべさせると症状がでるかなどで総合的に判断します。
血液検査などで反応があったからといって、念のために除去することはおすすめできません。必ず主治医の指示に従ってください。 - 赤ちゃんが便秘なのですが、便秘で受診しても良いのでしょうか?
- もちろん受診していただいて大丈夫です。
生後1ヶ月をすぎると、便の回数は減っていきます。便が毎日出ないと心配にはなりますが、まとめてたくさんやわらかい便が出て、哺乳もよく体重も順調に増えているのであれば、便秘と考えなくて大丈夫です。 - 解熱剤(熱さまし)はつかった方がよいですか?
- 目安として、38度~38.5度以上でつらそうにしていれば解熱剤をつかっても良いです。高熱でも、元気があるときは、つかわなくてもかまいません。
ぐっすり眠れているのに、無理に起こしてまでつかう必要はありません。
解熱剤は熱によるつらさを一時的に軽くするための薬であって、病気そのものを治すくすりではありません。 - 発熱があるのですが、抗生物質をだしてもらえますか?
- 抗生物質は、細菌による病気に使う薬です。熱の原因が風邪である場合、ほとんどの原因はウイルスによるもので抗生物質を飲んでも効果はありません。念のためにつかうことは、耐性菌(抗生物質が効きにくい菌)を生み出してしまったり、もともと腸の中にいる"よい細菌"まで抗生物質がやっつけてしまって、下痢になってしまうことがあります。
もちろん、溶連菌感染症、マイコプラズマ感染症、中耳炎、膀胱炎など抗生物質が必要な病気もありますので、抗生物質が必要かどうかは正確に診断して適切に使用させていただきます。 - 熱がある時は入浴しても良いですか?
- 熱が高くてつらそうなときは、お風呂は控えましょう。
熱が一時さがったときに、汗をさっと流してあげると、さっぱりします。
咳や鼻水がでていても熱がなく、顔色も良く、食欲や元気もある場合は、お風呂に入ってもよいでしょう。 - 登園許可証は書いてもらえますか?
- 原則当院で診断した感染症については、登園許可書は記載できますので、所定の用紙がある場合は学校(園)で用紙をもらい、当院を受診してください(所定の用紙がない場合は当院で用意させていただきます)。
救急で診断された場合は、検査結果を持って受診していただけましたら、記載させていただきます。
なお、岸和田市ではインフルエンザ、新型コロナウイルス罹患後は、保護者の方が療養報告書を記入して提出するようになっております(令和5年8月現在)。
感染症の種類や出席停止期間等についてはこちらをご覧ください。 - 風邪をひいたのですが、耳鼻科と小児科どちらを受診したらよいですか?
- 迷う場合はまず小児科へきていただいて問題ないです。
小児科ではインフルエンザやRSウイルスなどの感染性疾患への対応が得意で、肺の聴診などで肺炎の傾向がないかや、呼吸状態の確認もできます。また、鼻を吸う処置も小児科で可能です。
耳だれや、耳痛が明らかな場合は耳鼻科的な処置が必要な場合もありますので、耳鼻科受診をおすすめします。 - 何歳まで診てもらえますか?
- 一般的には中学3年生(15歳)までが小児科として診療されています。
当院でも、原則中学3年生までとさせていただきますが、ご兄弟と一緒に来られている高校生の方や、小児期発症のてんかんで継続して診ている方などは継続して診させていただきます。
また高校生以上の方で予防接種の救済処置で日本脳炎や子宮頸がんワクチンを受けられる方も当院で接種可能です。
未成年者の受診の際は保護者の方の同伴をお願い致します。